「プロに頼んで、すごくおしゃれなホームページを作ってもらったんです」
「写真は綺麗だし、英語のメニューもかっこいいし、デザインは完璧なんです」
そう語るオーナー様の店に限って、「でも、Webからの予約が全然入らないんです…」と悩み相談に来られます。
ハッキリ言います。
その違和感は正しいです。
飲食店において、「おしゃれなホームページ」と「売れるホームページ」は、全くの別物です。
むしろ、デザインに凝りすぎたサイトほど、お客様を迷子にさせ、予約のチャンスを逃しているケースが山ほどあります。
今回は、Web制作会社があまり語りたがらない「デザイン至上主義の罠」について、現場の視点から解説します。
制作会社が教えない「デザイン至上主義」の罠

なぜ、プロが作ったのにお客さんが来ないのか。
それは、制作会社と飲食店オーナーの間で「ゴール」がズレているからです。
- 制作会社のゴール:
自分の実績(ポートフォリオ)になる「かっこいい作品」を作ること。 - あなたのゴール:
店の「予約」や「来店」を増やすこと。
このズレが悲劇を生みます。
制作会社はおしゃれさを優先するために、文字を小さくしたり、英語を使ったりします。
しかし、お腹を空かせたお客様は「美術館」に来たわけではありません。
英語のメニューなんて読めない
よくあるのが、ナビゲーションボタンが全て英語になっているサイトです。
「Concept」「Menu」「Access」「Contact」…
パッと見て意味は分かりますが、脳に一瞬のストレスがかかります。
スマホでお店を探しているお客様はせっかちです。
「メニューはどこ?」
「場所はどこ?」
と探して、3秒以内に分からなければ、「もういいや、面倒くさい」と閉じて(離脱して)しまいます。
おしゃれさが、逆にお客様を遠ざける壁になってしまっているのです。
(ちなみに弊社運営のBARも英語表記ですが、ここは雰囲気重視で作成しています)
売れるホームページは少し「ダサい」くらいが丁度いい

では、どんなサイトが予約されるのか。
それは、「小学生でも迷わずに予約ボタンを押せるサイト」です。
想像してみてください。
筆記体のフランス語で書かれたおしゃれなメニュー表と、赤文字でデカデカと「生ビール390円!」「名物・唐揚げ」と書かれた居酒屋のメニュー。
どちらが「注文(アクション)」しやすいでしょうか?
間違いなく後者ですよね。
Webサイトも同じです。
飲食店に必要なのは「感動する動画」や「消え入りそうな繊細なフォント」ではありません。
- 誰でも読める大きな文字
- スマホの画面下で常に追従する「電話・予約ボタン」
- 美味しそうな料理の写真と「価格(税込み)」
- 店主の「顔」と「想い」
デザイン的には少し「野暮ったい(ダサい)」と感じるかもしれません。
しかし、その「分かりやすさ」こそが「安心感」に繋がり、結果として予約率(成約率)を劇的に高めるのです。
Googleは「おしゃれさ」を評価しない

さらに残酷な現実をお伝えします。
検索エンジン(Google)は、写真の美しさやデザインの洗練度を評価しません。
Googleが評価するのは「テキスト(文字情報)」です。
「おしゃれに見せるために、文字を減らして画像ばかりにする」
これをやると、Googleのロボットから見れば「情報が何もない空っぽのページ」と判断されます。
結果、いくらお金をかけてデザインを磨いても、「三宮 バー おすすめ」などのキーワードで検索順位が上がらず、誰にも見つけてもらえないサイトになってしまうのです。
捨てて作り直す前に「リフォーム」しよう

もし今、あなたが「高いお金で作ったのに効果がない」と落ち込んでいるなら、まだ諦めないでください。
サイトをゼロから作り直す必要はありません。
今のサイトをベースに、「売れる動線」へリフォーム(改修)すればいいのです。
- 英語のボタンを日本語に変える。
- トップページに、店主の挨拶と顔写真を入れる。
- 予約ボタンを、もっと大きく、押しやすい色にする。
これだけで、反応率は驚くほど変わります。
「うちのサイト、どこを直せばいいの?」
「おしゃれすぎて使いにくいと言われたことがある」
そんなオーナー様は、一度弊社の「Web診断」を受けてみませんか?
Web制作会社の視点ではなく、「現場の経営者」の視点で、あなたのサイトを「自己満足のアート」から「集客する道具」へと変えるアドバイスをさせていただきます。