「便利なのは分かるけど、設定が面倒くさそう」
「どうせ、使いこなせずに終わるんでしょ?」
新しいデジタルツールを導入する際、私たち現場の人間が抱くのは「期待」よりも「不安」です。私もそうでした。
アナログなBARのマスターである私が、数々の失敗を経てたどり着いた、「これだけは手放せない」と断言できる3つの「神ツール」を実名で公開します。
選んだ基準はシンプルです。
「誰でも使えて」
「コストが安く」
「睡眠時間を増やしてくれる」
こと。
騙されたと思って、まずは無料プランから試してみてください。
1. 【会計ソフト】領収書の山からの解放「freee(フリー)」

毎年2月〜3月。
確定申告の時期になると、店主の顔色は悪くなりますよね。
営業終了後の深夜、溜まりに溜まったレシートや領収書をノートに貼り、電卓を叩く…あの時間は、売上を一円も生まない「苦行」でしかありません。
私はクラウド会計ソフト「freee(フリー)」を導入して、この苦行から解放されました。
ここが現場向き
- スマホ撮影で経費入力:
レシートをスマホのカメラで撮るだけで、日付や金額を勝手に読み取ってくれます。 - 銀行・カード連携:
仕入れに使っているカードや通帳を連携すれば、明細が自動で帳簿に反映されます。 - 直感的な操作:
「借方・貸方」といった簿記の知識がなくても、家計簿感覚で入力できます。
結果として、確定申告にかける時間が従来の10分の1以下になりました。
その分、メニュー開発や休息に充てられるのですから、月額料金なんて安いものです。
2. 【POSレジ】拡張性と分析力なら「スマレジ」

かつては数十万円したPOSレジも、今はiPadがあれば0円〜数千円で導入できる時代です。
様々なサービスがありますが、私が最終的に選んだのは「スマレジ」です。
なぜスマレジなのか?
- 圧倒的な安定性:
ネット環境が不安定になりがちな店舗奥でも、スマレジは動作が軽く、フリーズして会計でお客様を待たせるリスクが少ないです。 - 在庫管理・分析が強い:
「どのメニューが、どの時間帯に売れているか」が一目瞭然。感覚ではなくデータで仕込み量を決められるので、フードロスが減りました。 - 外部連携:
先ほど紹介した「freee」とも連携できるので、その日の売上が勝手に帳簿に飛びます。これで「レジ締め」作業は、現金を数えて確認するだけの5分で終わります。
「うちは現金のみだから」というお店こそ、まずは無料のスタンダードプランから導入して、売上の「見える化」を体感してほしいですね。
3. 【顧客管理】Eightから自社開発アプリへ

BARにとって最大の資産は「お客様の情報」です。
以前は名刺管理アプリの「Eight(エイト)」を使っていました。
確かに名刺管理には優秀ですが、飲食店としては「もう一歩」が欲しかったのです。
- 「前回何を飲まれたか(ボトルキープの種類)」
- 「誕生日や記念日はいつか」
- 「苦手な食材は何か」
- 「会話のネタ(趣味や最近のニュース)」
これらを紐づけて管理したいですが、その一歩として専用の「名刺管理Webアプリ」を自社開発しました。
結論:既存ツールで満足できないなら「作ればいい」
まずは「freee」と「スマレジ」。
この2つを入れるだけで、あなたの事務作業は劇的に減ります。これは間違いありません。
そして、「もっとこんな機能が欲しい」「うちの店独自の管理がしたい」と思ったら、私にご相談ください。
私が自分の店のために作ったように、あなたのお店の業務フローにぴったり合わせた「独自の業務アプリ」を開発・導入するお手伝いも可能です。
「Web業者の理屈」ではなく、「現場のマスターのこだわり」を形にします。
まずは、今抱えている「一番面倒な作業」について、カウンター越しに話す感覚で相談してください。