「求人サイトに5万円払ったのに、応募はゼロだった」
「やっと採用したバイトが、3日で連絡が取れなくなった」
こんな経験、ありませんか?
神戸三宮で78年続くBARを営む私も、かつては似たような悩みを抱えていました。
時給を数十円上げたところで、大手チェーン店の資金力には勝てません。
「人手不足倒産」という言葉が現実味を帯びる今、私たち個人店はどう戦えばいいのでしょうか。
結論から言います。
「条件(時給)」で人を集めるのをやめ、「共感(想い)」で人を集めてください。
そのために必要な武器が、求人媒体ではなく「自社ホームページ」と「SNS」です。
今回は、なぜ自社サイトが最強の採用ツールになるのか、その理由と具体的な活用法をお話しします。
そもそもなぜ「求人媒体」では定着しないのか?

多くのオーナー様が、とりあえず大手求人サイトに掲載しようとします。
しかし、そこには構造的な罠があります。
求人サイトを見ている求職者は、「時給1,200円以上」「駅チカ」「髪型自由」といった「条件」で検索をかけます。
つまり、彼らにとってあなたの店は「条件を満たすリストの一つ」に過ぎません。
「あなたの店で働きたい」のではなく、「条件が合うならどこでもいい」のです。
だからこそ、少しでも時給が高い店や、楽そうな店があれば、すぐに辞めて移ってしまいます。
これが、定着率が低い根本的な原因です。
自社サイトとSNSが「最強の採用ツール」になる3つの理由

一方で、自社ホームページやSNS(Instagramなど)経由で応募してくる人材は、全く質が異なります。
1. 「ファン採用」だから辞めない
自社サイトのブログや、インスタグラムの投稿を見ている人は、すでにお店の雰囲気やマスターの人柄を知っています。
「この店の雰囲気が好き」「マスターの下で勉強したい」という「好き」が動機で応募してくるため、多少仕事が大変でも簡単には辞めません。
彼らは最初から「味方」なのです。
2. 「こんなはずじゃなかった」というミスマッチ防止
求人媒体では文字数制限があり、どうしても「良いこと(アピール)」しか書けません。
しかし、自社サイトなら制限はありません。
- 「うちは週末、目が回るほど忙しいです」
- 「挨拶や掃除には厳しい店です」
あえて「厳しさ」や「リアル」を発信することで、「楽をして稼ぎたい」という層を事前にフィルターにかけることができます。
結果、覚悟のある人間だけが面接に来るようになります。
3. 採用コスト0円。何度でも修正できる
求人媒体は掲載期間が終われば消えてしまいますが、自社サイトは半永久的な資産です。
一度しっかりした「採用ページ」を作っておけば、欠員が出た瞬間にSNSで「スタッフ募集!詳細はプロフィールのリンク(HP)へ」と告知するだけで済みます。
掲載費の数万円を、スタッフへの還元やお店の設備投資に回せる。
これは経営において大きな差となります。
応募が殺到する「採用ページ」に書くべきこと

では、自社サイトにどんなページを作ればいいのでしょうか?
単に「時給・勤務時間」を書くだけでは不十分です。
SEO(検索対策)を意識し、以下のコンテンツを盛り込みましょう。
1.オーナーの「想い」と「ビジョン」
「なぜこの店をやっているのか」「将来どうなりたいのか」。
熱い想いは、同じ熱量を持った人を引き寄せます。
条件面でチェーン店に勝てなくても、「やりがい」や「学び」で選んでもらうための最重要パートです。
2.先輩スタッフの「本音インタビュー」
「マスターはどんな人?」
「働いていて一番嬉しかったことは?」
「正直、辛いことは?」
これらをQ&A形式で載せましょう。
求職者は「自分が働いている姿」をイメージできないと応募ボタンを押しません。
リアルな声こそが、背中を押す一番の材料になります。
3.個人店ならではの「メリット」を太字で
「まかないが豪華(リクエストOK)」
「独立支援制度あり」
「髪色自由(おしゃれ重視)」
など、マニュアルガチガチのチェーン店にはない、個人店ならではの自由度やメリットを強調してください。
結論:あなたの店の「求人担当」もWebに任せて

人手不足の解消は、高い掲載費を払って待つことではありません。
「ここで働きたい」と思わせる発信を続けることです。
ホームページやSNSは、24時間365日、あなたの店の魅力を語り続け、最高の人材を連れてきてくれる「優秀な採用担当者」になります。
「採用ページを作りたいけど、文章が苦手」
「どんな写真を載せればいいか分からない」
そんなオーナー様は、ぜひご相談ください。
BARのマスターとして、そしてWeb編集者として、あなたの店の魅力が求職者に刺さる「最強の求人ページ」を一緒に作り上げます。